ペンタブで線画イラストを描いてみる

前に「ペンタブで線が描けない!紙とペン選びでマシになります」という記事を書いたのですが、
描きっぱなしというのもちょっとな~という感じなので、実際に線画を描いてみようと思います。

私もいつまでたっても苦手なんじゃー!なんて
言ってる場合ではないですからね!
ペンタブで線画を描く必要がでてくるかもしれませんし、
練習も兼ねて進めていきます。

アタリを描く

まずはラフを描いていきます。
あ、そうそう、
ペンタブで線画描くの苦手・・・という人は、
タブレットに紙か、カッティングマットを敷いてみてください。

「あれおだんご、前は紙がいいって言ってたじゃん!?」
と思われた方もいるかもしれません。

うん、そう、その通り、すみません。
実は最近カッティングマットを試してみたら
いい感じに引っかかりがあって弾力もあって、
手が疲れにくかったんです・・・。

こんな感じでコレいいね!を随時発見していくスタンスなので、
前の記事に追記しておきます!

ちょっと話がそれました。
顔の向きとかパーツの位置とかをザックリ決めるためにアタリをとります。

顔がコワイですね、でも修正すればいいから気にしない。
頭は球に四角形がくっついたような形をイメージして
アタリをとってます。

十字は頭の丸みとか回り込みとかを意識しながら、
顔の縦半分の線と、だいたいの目や耳の位置の横線を引いてます。
十字線はだいたいの基準なので、
パーツの位置はイメージに沿うように調整してます。
おおまかな位置や角度が把握できればOKです。

ラフを描く

次にラフですが、これもイメージ通りになるまで修正・調整をしながら描いていきます。

一発で描こうとする人がいるようですが、
いきなり思い通りに描けたらそれでOKですけど、
そうじゃないなら何度でも納得いくまで修正・調整しましょう。
特に曲線は難しいので、できるだけペンを大きく動かしながら
描いていくといいと思います。

参考のラフ画もここに至るまで何度も修正・調整してます。
「間違っちゃだめ!一発で正しい線を引かなきゃ!」
なんて、そんな肩肘はらなくていいし、プロだって何度も修正してます。
何度も引いた線の中から「お、これいいな~」な線を選べば
いいんですから、大丈夫大丈夫。

角度によって目とか頬とか、他諸々描きにくいな~と思うパーツが
あるかもしれませんが、頭蓋骨をイメージすると
ちょっと描きやすくなるかもです。

下の画像のように頭蓋骨を思い浮かべてみると、
目の窪みの上に眉毛があるよな~とか、
頬骨の位置がここらへんで頬肉がなだらかに
この位置まで続く・・・みたいな感じで、
道筋が何も無いよりも顔を描くにはどうすればいいか
把握しやすくなると思います。

ガッツリイメージする必要はないですよ、だいたいでいいです。
私もだいたいでやってます^^

ペン入れをする

いよいよペン入れです。
私の場合は使用ソフトはCLIP STUDIOなので、
Gペンツールでペン入れします。

CLIP STUDIOはベクターレイヤーという漫画を描く人や
ガッツリ線画を描く人にとってうれしいレイヤーがあるんですが、
まずは描画ソフトの力を借りなくても描けるようになることが
とても大事と考えているので、今回は普通のレイヤーで描きます。

輪郭線は太めの線、まつ毛とか細かい所は細めの線で描いてます。
メリハリが出るのと、箇所によって太さを調整したほうが描きやすいです。

そしてここでもバッチリ修正・調整しながら進めてます。
実は上手くなるにはこの「修正・調整する力」がとても大事なのです。
デッサンの先生に口を酸っぱくして言われております、タハハ(汗)

あと、ラフを正確になぞっているわけでもないです。
最終的にイメージ通りにできればいいので、
ペン入れのときもベストと思える線をイメージしながら描いてます。

あんまりラフからキッチリ描いちゃうと
やる気がなくなっていくタイプというのも関係しています。
ここらへんはキッチリやりたい人もいると思うので、
自分の性格と相談しながらいいやり方を見つけてくださいね^^

線画の完成

そんなこんなで完成です。今回はシンプルに顔だけ。
ガッツリ細かく描き込むのはまだしんどいのです、許して(汗)

ここまで、参考になればいいなと思って進めてきましたが、
やっぱり難しいものですね。特に曲線!
デジタルできれいな線画を描ける人はすごいです、尊敬します。
私ももっとキレイに、もっと早く描けるように練習しようと思います。