背景イラストの練習、写真は参考にするけどその通りには描かない

自分の思い通りの世界を描きたい!!
そんな願いを叶えるなら!!
背景を描く練習だ!!

かなり普通のことを強めに
言ってみただけの出だしです、はい。

結構前からキャラの立ち絵だけじゃ
なんかさみしいなーーという気持ちが
あったので、せっかくだからちゃんと
練習しようやと思い立ちました。

練習方法として、まったく描き方がわからないと
効率が悪いので、ジブリとかいろんな
いい背景イラストを模写したり観察したりして、
描き方を分析しながら、写真も参考にしつつ
イラストを描くで!!というプランを立てました。

今のところこんな感じかな?
何かあればすぐ軌道修正すればいいし。

夕方にいい感じの写真を撮ったので、
さっそくこの写真をもとに背景を描いてみます。

描き方はこうやで!!といえるような
確立したものがまだないので、
練習での描き方を追いつつ、
だんごは何を意識して練習してるんや?
というのを共有できたらなと思います。

ざっくりシルエットをとる

さて、それでは練習スタートです。
だいたいこんな感じだろうというアタリをつけて
ざっくりシルエットをとります。

いきなり細かいところは描かないです。
構図とか色彩とか、まずは全体の
大きなところからザックリとりました。

グリザイユでやってもよかったですが、
色のイメージは決まってるし、
今回は最初から色ものせていきます。

イメージを固めながらモチーフの形をとっていく

次はモチーフの形をとっていきます。
きちんとした形はあとで整えればいいので、
ここではビル郡とか山とか海とか、
どんどん描き進めます。

最初から完璧に描こうとすると時間が掛かりすぎるし、
描きながらおかしいところや納得が行かないところを
修正すればいいので、恐れずどんどん進めちゃいます。

細部まで描き込んじゃったり、
大方描きおえてから修正しようとすると
全体のバランスが崩れたり、
再び整えるのにすごい時間が掛かります。

なので、細部を描き込む前に、
構図やモチーフの形は都度修正していい形に
落とし込んでおいたほうがいいと思います。

ここについてはデッサンと同じですね。

ビルや電柱の細部を描いていく

ここまできて、初心者にビル郡は
難しかったんじゃないのか・・・という
思いがメッチャよぎりましたが、
自分が決めたモチーフなので最後まで
やりますぞ!後で大反省大会だわ。

さて、ビルが同じ色ばかりなのは単調なので
色を付けていきます。
あとはビルの窓を描いたり、
電柱にあたっている光を描いたり。

ビルの窓は長方形とか直線とか、
何かしらのツールを使う方法もありますが、
フリーハンドでできるようになったほうが
のちのち楽だろうと思ったので、
ツールは使わずにビャッ!とどんどん
線を引いていって、消しゴムで
窓に見えるように整えました。

パースを考えて線を引いていくと
歪みにくいかな?

描き込む前は大丈夫かなーな気持ちでしたが、
窓とかディテールを描いていったら
なんとかなってきた気がする!たぶん!

影や空を調整する

まだメリハリが足りないと感じたので、
ビル郡に落ちる影を足して、
空ももうちょい鮮やかにしました。

背景イラストの見栄えをよくするために、誇張して描いた

住宅にともっている明かりを
描き加えて完成です。

明るめの方は映えるかなと思ったので、
写真より明るめに入れてます。

反省として、ビル郡をもっと
キッチリ形をとったほうが
良かったみたいです。
明暗ももう少しハッキリさせてもよかったかな。
もっとメリハリつけないとぼやけますね。

比べてみるとすぐ気付くだろうとは思いますが、
けっこう誇張したり、構成を変えて描いてます。

写真にイラストには必要ないものが写っているのと、
そのまま描くと正直地味なので、
見栄えがよくなるように意識しながら描きました。

それに、見たまま描くとビルも見えにくくて、
なんのこっちゃ分からん状態だし、
建物も小さいので、そこも変えちゃいました。
私の目で見たときに近づけて描いた感じかな。

写真って目で見た風景をそのまま
切り取っているわけではなくて、
結構誇張表現しています。
それでも目で見た風景には適わないんだから、
人間の目ってスゲーー。

写真でもそうなのに、それをさらに
キャンバスに描き起こすとなると、
かなり誇張することが必要なんです。
なので見栄えがするように考えながら、
結構変えちゃいながら描きました。

絵は表現なので、よく観察して
自分というフィルターを通した時に
「理論的には嘘だけど絵的にはOK! !」
ならOK!!と思っています。

それは自分というフィルターを
通して、表現したい部分を抽出して
強く出した結果なので。
ゴッホがめちゃくちゃ良い例だと
思います。

フィルターを作り上げるにはまず、
きちんと対象物をとらえる観察目が大事なので、
デッサンは必要だけど、デッサンに
忠実すぎては突き抜けられないとか
いうのは、こういうことかな?と
考えています。

とはいえ、パースとか光の知識とか、
表現として崩してるのと、ただ崩れてるのとでは
圧倒的な差があるので、キチンとするところは
キチンとしとかんとですね~~><;

今回の練習のまとめ

今回の練習で得たフィードバックは以下の感じです。

  1. 見せたいところほどキチンとディテールを描く。
  2. 画面全体にメリハリをつける。
  3. 写真は参考にするけど、その通りには描かない。

3についてはもっとつっこむと、
目で見たままもダメかもしれないな~って。

人の頭に残るイメージって、
もしかしたら目で見たままより美しくて
印象的かもしれない。

なので、絵として起こす時は、
え~~と、なんていうのが適切なんだろ、
目の端っこに残ったイメージ?を
描きだせるようになるのがコツかもしれないです。
なかなか一朝一夕にはいかんですね(汗)