お久しぶりです、おだんごです。
手術のため入院していましたが、
無事に退院しました!
術後検査とかいろいろあるので
まだまだ絶賛療養中ですが、
体と相談しながらボチボチ更新していきますぞ。
活動するための気力も体力も、
まずは健康あってこそと
メチャメチャ実感しているので、
みなさん体を大事にしてください、ほんとに。
さて、前回は鉛筆の削り方と線の引き方について
お話したので、今回からさっそく実践を交えて
お話していこうと思います。
お、その前に必ず言っておくことがあったんだった。
[aside] デッサン講座について補足このデッサン講座は、私が学んだことを蓄積しておくことと、
どうしても教室に通えない人と共有することを目的にしています。
実際に添削してもらいながら描くに越したことはないので、
教室に通える環境にある方は、ぜひ通うことをオススメします。[/aside]
それじゃあさっそく、みんな大好きリンゴから・・・
と言いたいところですが、直方体から
描いていこうと思います。
直方体(立方体含む)や円柱などが形をとる基本です。
モチーフは大まかな形をとってから
細部を整えていくので、
まずは基本からトライしてみましょう^^
直方体を描く
モチーフの位置情報を把握する
参考用に、ロゴとか模様とか描いてない
手頃な箱ないかな~~と探したところ、
下画像の箱があったので、これを描いてみます。
周りをボカしてるのは、いらんものがたくさん写っちゃったからです。
すみません(^_^;)
直方体を描くときは、各辺の長さを知るほかに、
直方体の角度など位置情報を知ることも重要です。
そこで大活躍するのが測り棒!
どう使うかというと、参考画像のように
測り棒を水平にして面の角度を測ったり、
辺の傾きに合わせたらそのまま紙面に持ってきて
傾きを確認したりします。
![測り棒を水平にして面の角度を測る](https://i0.wp.com/odangodesignfactory.com/wp-content/uploads/2018/07/rippoutai5.jpg?resize=600%2C369)
測り棒を水平にして面の角度を測る
![測り棒を辺の傾きに合わせて傾きを知る](https://i0.wp.com/odangodesignfactory.com/wp-content/uploads/2018/07/rippoutai2.jpg?resize=600%2C390)
測り棒を辺の傾きに合わせて傾きを知る
角の位置情報を知ることも重要なので、
例えば参考のように、縦の基準に対して
赤丸部分の角がきちんと左にあるか、
基準に寄り過ぎてないか確認します。
他には測り棒を平行にした基準に対して、
赤丸の角が基準より上にあるか下にあるか確認します。
![縦の基準に対して赤丸部分の角の位置を確認](https://i0.wp.com/odangodesignfactory.com/wp-content/uploads/2018/07/rippoutai3-2.jpg?resize=600%2C404)
縦の基準に対して赤丸部分の角の位置を確認
![平行の基準に対して赤丸部分の角の位置を確認](https://i0.wp.com/odangodesignfactory.com/wp-content/uploads/2018/07/rippoutai4-2.jpg?resize=600%2C415)
平行の基準に対して赤丸部分の角の位置を確認
あとはパースを意識することも重要です。
パースがつくと、奥行きの関係で、
奥の長さが手前より短くならないと
おかしいです。
こんな感じで頻繁に位置や角度を確認して、
歪んでいたら修正して・・・を繰り返して
形をとっていきます。
この『歪みを修正していく』ことが
メチャメチャ大事です。
これができるかどうかでデッサンに差がつきます、マジで。
パースだの角度だの、意識することが多くて
最初はなかなかうまくいきませんが、
正しい位置情報を知って、
『歪みを修正』していくことは
ベテランでも難しいことなので、
焦らず丁寧にデッサンしていきましょう!
受験みたいに時間制限がない限り、
何時間でも、納得するまでやってみたらいいと思います。
直方体の歪みポイントまとめ
上記の方法で、実際に形をとってみました。
私の目線とカメラの目線は違うので、
カメラの目線である参考画像とは違いがありますが、
実際に目線を固定して描いたのは、下記の画像です。
これをつかって、チェックしたほうがいい歪みポイントをまとめますね^^
ポイント① 各辺の傾き
![各辺の傾き](https://i0.wp.com/odangodesignfactory.com/wp-content/uploads/2018/07/rippoutai6-2.jpg?resize=600%2C491)
各辺の傾き
①の画像のように、各色の線が奥にいくほど
ハの字にすぼまっていく必要があります。
これはパースが関係しています。
奥にいくほどハの字に広がっているか、平行だと歪んでいます。
ポイント② 各辺の長さ
![各辺の長さ](https://i0.wp.com/odangodesignfactory.com/wp-content/uploads/2018/07/rippoutai6-3.jpg?resize=600%2C491)
各辺の長さ
これもパースが関係していますが、
②の画像のように、各色の線において
奥にある線のほうが手前の線よりも短くないとおかしいです。
また、青の左の辺は、黄色の右の辺よりも奥にあるので、
黄色の右の辺よりも短くなるはずです。
上記のポイントを踏まえて、
アレおかしいな?な部分があれば、
角の位置や辺の角度などを修正していってください。
いやーお疲れ様です。
慣れてないと形をとるのも一苦労だと思うので、
適当に休みながら進めてくださいね^^
次回は今回描いた直方体に、影や反射光などを
描きこんでいきたいと思います。