ビルなどの建造物や、複雑な形の車や飛行機などといった人工物を描くのに3DCGをたたきに出来たら便利そうだと思って、去年から3DCGを学び始めました。
3DCGができればどんなに複雑な形でも正確なパーツを効率的にドローイングできそうだし、作ったオブジェクトをグリグリ操作して360度好きな角度の構図にできます。これはメチャクチャ楽しそう!!
しかし学び始めたのがおそらく去年の5月頃で、その後すぐに描けない期に突入してしまい、基礎勉強の日々を送っていました。そのため、1つたたきを作ってから半年近く放置していたんですよね。ははは。そのせいで結構内容を忘れているので、思い出しながら書いていきます。
1.飛空艇を作る
3DCGを作るといっても、ネットにあるチュートリアルをそのまま作っても面白くないし、自分が作りたいものを試行錯誤した方が身に付きやすいです。そこで今回は、以前にデザインした飛空艇と空中都市を改めてドローイングするためのたたきを作っていきます。
空中都市は以前に作った3DCGモデルを流用するとして、新たに飛空艇と空を作っていきます。飛空艇を作るには、以前描いたデザインやドラフト図などが使えます。まさかこんなところで役に立つとは思っていませんでした。
製図のおかげでデザインが把握しやすいだけでなく、XYZ断面も認識しやすくて3DCGが作りやすいです。製図は自分だけでなくデザイン共有でもかなり役に立ちそうなので、製図は今後も力を入れる強化スキルですね。
細かいところは省きますが、先ほどの製図などを参考に作ったたたきが以下の画像です。あくまでもたたきで形さえ分かれば良いので、あまり細かいところは作り込んでいません。ガタツキや今度は別の方法で作った方が素早くきれいに作れそうだな~という箇所がありますが、今回はいいでしょう。
実は長く放置し過ぎたせいで作り方をあまり覚えていないです。まぁ一度作ってはいるんだし、新たに作りながら思い出せば問題ないでしょう。こういうのは数をこなせば身に付くもんです。
学びながらのモデリングで分からないところは調べながら作ったので、作り終えるのにトータルで4時間?もっとかも?とにかく数時間かかりました。たたき程度のモデリングなら、1時間以内にササッと作れるようになりたい。
2.空中都市のデータに飛空艇を読み込む
空中都市と飛空艇は別々のデータファイルで作りました。これは3DCGの作成環境が煩雑になることを防ぐためと、使いまわしが効くようにしたかったからです。このやり方はガッツリ作り込む時に特に意識したいところです。
というわけで、空中都市のデータに飛空艇を読み込んでドッキング。これで描きたいイメージの土台ができました。
3.空と雲を作る
さて、ここまででたたきの作成を終了することもできますが、飛空艇と空中都市にあたる光や影の具合も知りたいところ。それにせっかくここまで作ったんだから、太陽と空と雲も設定したいです。
空や雲はアドオンを使えば簡単に設定できるようです。これは時短で急いで作りたい時に便利そうです。が、最初からアドオンを使ってしまうのは面白くありません。それに、アドオンが自分の思い通りの空を描いてくれるとも限りません。やはりここは自分で作ってみたい。作った方が楽しそう。ぃよっしゃ、作りましょう!
というわけで、アドオンは別の機会で使ってみるとして、今回はYouTubeを参考にして空と雲を作りました。YouTubeは良いリファレンス動画があってありがたいです。 どうやったか簡単にいうと、最初にノードを使ってワールドに青空を設定します。
次に平面の雲を作り、それを3つ重ねてよりリアルな雲にしていきます。ノードについてはもう少し詳しく説明したいのですが、私自身の理解をもう少し進めてからの方が良いのと、放置し過ぎて忘れた・・・すみません、精進します。
余談ですが、パーティクルを使ってモコモコした雲も作ってみたのですが、レンダーエンジンをCyclesにしないとうまくレンダリングできないうえに、超重くてレンダリングにかなりの時間がかかりました。ゲーム機のように処理速度がえげつないコンピューターや、Cyclesによるレンダリングが必要な場合は良いかもしれません。
しかし、たたきを作る程度には向かないと考えて、Eeveeですぐレンダリングできるノードでの作成に落ち着きました。 最後に太陽光とカメラをいい感じに設定し、コンセプトを描きたいアングルで出力すればたたきの完成です。
レンダリングの時に画像が白飛びするハプニングが発生しましたが、太陽光が強すぎると分かったので強さを適切に調整して解決しました。
いざ作ってみると慣れていないせいか目がメチャクチャ疲れる!ですが、もっと精巧な戦艦とか生き物とか、様々なモデリングにチャレンジしたくなりました。好きなものをチャカチャカ作れるようになるぞ!