1年ほど患っていた部分を手術して無事に退院しました

1年ほど前から婦人科系の病気を患っていましたが、無事に手術を終えて退院しました。幸運なことに手術といっても開腹手術をする必要はなかったので、そこまで大変な思いはせずに済みました。

しかしここまでの道のりはなかなか長かったです。というのも非常に珍しい症例だったようで、1つ目の病院でエコーやレントゲンなど様々な検査をしても病名も原因も分からず、お手上げ状態。「うちでは何もしてあげられない」ということで、大病院を紹介してもらってそこでお世話になることになりました。

しかしそこでも初めて見る症例だと言われる始末。「マジか。これ治るのか?」と不安になりましたが、先生が賢明に文献を探し回ってくれて、一応私の症例に当てはまるものを見つけられたようです。なんとか無事に病名は特定。しかし今度は治療法が分からない。そりゃそうですよね。文献にしか記述がなくて実物を目にした先生がいないんですから。

そんなわけで治療法については婦人科だけでなく他の診療科にも協力してもらい、1年近く経過観察をしながら術式を考えてもらい、このたびやっと手術となりました。

人にはそれぞれ弱い部分があるようで、腹部に病気を抱えやすい人もいれば、目や頸動脈など首から上を患いやすい人などがいるようです。私の場合は子宮周りが弱いのか、そこらへんを今まで何度か手術しているのですが、血管が細いせいで毎回点滴の針を通すのに苦戦しているんですよね。これがくせ者で血管に針が通るまで何回かトライしてもらうのですが、うまく針が入らないと内出血して青くなるくらいメチャクチャ痛いのです。幸いなことに今回は2回のトライで結構うまくやってもらえました。ありがたい。

今までは開腹手術が主だったので全身麻酔だったのですが、今回は初めての下半身麻酔。脊椎に注射ということでドキドキだったのですが、針を刺すこと自体はほぼ全く痛くなかったです。背中に針が刺さった瞬間にチュンっとした感覚があって「あ、刺さったなー」と分かる程度でした。その後に何かしている(針を奥まで入れていた?よく分かりません。それくらい感じなかったです)時はさすがに下半身がズンと痛くなりましたが、正直点滴の失敗の方が圧倒的に痛いです。あれは本当に耐えられないです。「イテテテ、無理です!」って言っちゃうもんね。

下半身麻酔をする時は大丈夫だったのですが、その後20分以上続いた全身の震えがキツかった~。最初に寒気が来て、その後は寒くないのに全身ガクガク震えて歯までガタガタ鳴ってしまいました。意識があるまま手術を行うので、すごく緊張しているせいかな?怖いからかな?と思ったのですが、なんか違う。全身に力を込めても震え(もはや痙攣)が収まらないのです。
「震えが止まらないんですけど・・・」と側にいる看護師さんに言ってみたら、「下半身麻酔をするとそうなっちゃうんですよ~。」との回答が。どうもよくあることのようで、異常事態ではないみたいでした。

手術よりもとにかく全身の痙攣がつらく、「はやく終われ~~!!」と思いながら数十分耐えた頃、疲れて寝落ちしてたみたいです。そりゃあんなに気を張ってたら疲れるわ。

何はともあれ無事に手術は終了。担当医いわく、麻酔がかかりやすい体質のようですが抜けるのも比較的早いようで、わりと早く足を動かすことができて、頭痛も何もなく回復していきました。朝の病院食も完食できたしスタスタ歩き回っていたので、「退院しましょっか」とスムーズに退院となりました。

手術によって1年近くにわたる体の違和感と、2か月に一度の診察と検査から解放されてスッキリ♪再発の可能性もいくらかあるようで、その場合は今回とは別の術式で患部を完全に取り除くらしいのですが、とりあえずは治りそうです。

体の異変を感じてから長い間治療法が「あーでもないこーでもない」と定まらず、「治せるのかな?」と心身ともに不安を感じてそれがヤル気にも響いていたと思いますが、一応それから解放されたのでまた頑張っていきたいです。

ただ、頑張るのは大事だけど「やる気ないなんて言い訳しちゃダメだ」と自分の心身のSOSを無視したり、休むのはサボることと思ってしまって変に焦ったり、頑張りすぎていたところもあったような気がします。「みんな頑張っているから自分だってやらねば」と、変に他人を意識していたのもよろしくなかったのかもしれません。

これからはちゃんと自分の心身を大事にしながら、その時々に応じて今やれることをやっていこうと思います。